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点描の、世界。 [超夢]

水は、液体で、触れるし、飲める。

だれでも知ってる、水、H2O。



でも、見方を変えると

とても興味深い。


水。

それは水素2分子と酸素1分子が

結合したものの集合体だ。


それをさらに見て行くと

原子に行き着く。


原子は、原子核と

そのまわりに捕まっている

電子でできている。


その原子核は

陽子と中性子と呼ばれる

粒からできている。


そしてさらに

陽子や中性子は

3つのクォークと呼ばれる

「素粒子」から構成されている。



ぼくが子どものころは

「原子が物質の最小単位」

と教わった気がしないでもないけど

科学というものが進歩すればするほど

「さらに細かい物質(?)」が発見される。



これは

宇宙の構造ととてもよく似ていると思う。


「宇宙の果ては?」

という問いに

答えられる科学者はいるのだろうか?



それはさておき。



ぼくら(わたしたち)は

”これがぼくの(わたしの)身体だ”

と疑いなく思っている。



でも、その身体って

70~80%は水であり

すべては分子から成っていて

分子は原子

原子は原子核と電子

原子核は陽子と中性子・・・。



ぼくは科学的なことは

からきし苦手だけど

それでもなんか

自分っていうのは

いろいろなものの集合体なんだなと

50年くらい前からずっと思っている。



さらに

自分の身体だけではなく

ぼくの「外側」すなわち

「皮膚」と呼ばれる部位には

おびただしい菌たちが住み着いている。



同じく「内側」すなわち「体内」にも

大腸菌だとかビフィズス菌だとか

よく分からないが

それぞれの人に応じた

それぞれの人の状況を

好んで住み着く

様々な菌たちがいる。



ぼくは朝起きると

玄米酵素ジュースを飲み

三女子リスの自家製天然酵母パンを食べ

三女子リスの手前味噌汁は飲むし

三女子リスの糠漬け新香を食べるし

納豆は好きだし

夜には純米無濾過生原酒を飲むから

お腹の中には

そうとうたくさんの

酵素・酵母が住んでいそうだ。



それらを「常在菌」というらしい。


それらの菌も同様に

分子は原子

原子は原子核と電子

原子核は陽子と中性子・・・

素粒子まで遡ることができる。



ていうことは。



「自分」という存在は

自分の身体を構成する「粒たち」と

それを取り巻く「粒たち」によって

成り立っている。



寝ても起きても歩いても食べても

いつ、いかなる時でも

「自分という存在」は

じつは、粒の集合体だ。



それは、超微細な3Dの

「点描」が動いているようなものだ。



なんらかの理由で

磁力のような力で

自然界の中から

おびただしい数の「粒」を引き寄せ

「自分」というものを構成し

心のままに動いている。



それが、ぼくだ。



それが、あなただ。



なんらかの理由で

ぼくは、ぼくに

なんらかの理由で

あなたは、あなたに、なった。



そして

なんらかの理由でできた

その「粒の集合体」は

愛というものを発することができ

愛を受け取ることもでき

愛の交歓によって

一瞬のうちに粒子となり

お互いが混じり合い

宇宙と一体感を覚えることさえできる。



すべての物質は

宇宙の果てまで

このように構成されていることを

想像すればするほど

この世界というのは

自然界も含めて

すべて、奇跡だ。



ぼくは、そう感じる。




Powers of Ten[トレードマーク] (1977)



Powers of Ten with Japanese translation



Cosmic Eye (Original HD Portrait Version 2011)


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