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3日間で、楽器が、できた。



3日で、楽器ができた!



思い立ったのが

土曜日の夜だったから

こんな最短で楽器が作れたの

生まれて初めて。

弦楽器を作るということは

ボディ作りと

ネックとのジョイント

そして最後に弦高調整と

かなりシビアなカテゴリーなんだけど


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くり抜いて積層、ていうやり方だと
(これは前回の)

かなり簡単にできることが分かった。



このやり方での製作は2回目だけど

やっぱり

ボディ内部の凸凹が効いてるのか

デッドスポットが気にならない。



そしてなんといっても

ボディ製作の一番の難関の

側板の曲げ作業が必要ないことだ。



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通常だと、こんなかんじ。
(写真はネットからお借りしました)



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今回は「卵型」を意識した。

自然の形態で心惹かれるからね。

でも

あえてフリーハンドで描き

左右対称にもしていない。



それから前回は初めてだったので

ボディの壁面の厚みに

余裕をもたせてくり抜いたけど

今回は薄い部分は



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ギリギリまでくり抜いてみた。

積層圧着した後で

外側部分を整形研磨するから

このくらいが限界かなと思う。



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この梱包用ラップが新兵器!

これで側板・表板・裏板を強固に接着できる。

しかも

「当たりをつけながら」

つまりそれほど強く締め上げる前だと

接着剤が乾かないうちに

ベストの位置調整ができて

できた時点でぐるぐる巻きにすれば

ものすごい力で締め上げることができる。



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通常だとこういう工程。



ラップを剥がし

フレット溝を切り・打ち込み
(今回は指板さえ、ない)

ナット・ブリッジを貼り

チューナーペグを取り付け

弦を張って



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完成。



自分がデザインした楽器が

3日で作れるなんて

夢のようだ。



超夢じゃないというのは

自分のほっぺをつねって

確認してある。



そこそこの工具

そうだな、使った道具をアップしてみよう。


1)ノコギリ

2)ノミ

3)カナヅチ

4)+ドライバー

5)キリ

6)ペンチ

7)カッター

8)ヤスリ数種類(含む紙ヤスリ)

9)ジグソー

10)サンダー

11)ドリル


使った工具は、このくらいかな。



そして

ある程度のスキルは必要だけど

それでも

このやり方だと

とても簡単に作れることが分かった。



なんだか、面白くなってきた。



これを作るエネルギーとなった

食べ物たち。


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子リスたちが作ってくれた、シウマイ。



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翌日は、無論、シウマイ弁当。



作ってもらってばかりじゃすまんので


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ぼくがカレーを。



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次女子リスのおかひじきの白和え。



相変わらず、少食。

食べなくても、全然平気なのだ。


エネルギーとなった食べ物たち

・・・ともいえるけど

作ってる間は

お腹が空いたという感覚が

まったく、ない。



いったいどこから

ぼくに

想像・製作のエネルギーが来るのだろう。



不思議な三泊四日の製作ツアーだった。



気がつけば

いま手にある楽器って

世界でぼくしか持っていない



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One and Only な楽器。



やろうと思えば

きっとだれでも作れると思う。



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楽しい!



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