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懸案の、蕎麦打ち。



麺が食べたい。


なぜか身体が欲する。



うどんも食べてるし

ラーメンも食べてるし

パスタも食べてるし。



でも。



ずっと食べたくて

でもちょっと

ハードルが高いのが

それはなんと

自分で打つ蕎麦だ。



もり汁(つけ汁)を作るには

返しを作らなきゃならない。


返しというのは

醤油と甘味で作る

もり汁(つけ汁)の元で

コンクジュースみたいなもので

これを出汁で割ってもり汁を作る。



その返しは

寝かすことによって

風味とまろやかさが引き出される。



返しが出来たところで

今度は

自分の気にいる

出汁を引かなきゃならない。



引いた出汁と返しを合わせ

やっと

もり汁ができるわけだけど

それをさらに数日

寝かせなきゃならない。



蕎麦屋をやっていれば

それが常に「連続」なわけで

いつでもストックがあるわけだから

自分の蕎麦を食べるのは楽勝なんだけど

休業中だと

食べたいと思うと

これだけはどうしても

この手順を踏まないとならない。



そして

なんといっても

蕎麦本来の風味は

玄蕎麦、そして製粉だ。



幸いぼくは

直接生産者さんと

お付き合いがあるので

おいしい原材料は入手できる。



石臼製粉の設備はあるから

それもなんとかなる。



ところで

ずっと何年も休業してて

蕎麦なんて、打てるの?



はい、打てます。



自転車に乗れなかった人が

いったん乗れたら

一生乗れる

そんな感覚でしょうか。



それもそうだし

最近は

自作の蕎麦打ち器があるし。



さて、ずっと

これこそ「懸案」の

自分の蕎麦を、打って、食べよう。



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水回し。



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菊練り。



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ヘソ出し。



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生地の出来上がり。


これで一人前です

なんともミニチュア的。



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二種類、打った。



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微粉的。



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粗挽き的。



打ち場が納屋と化しているので


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今回も「自作手打蕎麦器」だけど

この性能の高さを今回も実感。



通常の蕎麦打ちだと

「まず、繋がらないだろう」
(ブチブチに切れる)

というくらいの

砂利のような粗挽きの粉が

しっかりと繋がったし

しかも香り高く、風味豊か。



この玄蕎麦は昨シーズンので

しかも封を切ってから

5ヶ月くらい経ってる。



それでもここまで

風味豊かに打てたのは

システムが上手く機能したのだろう。



ま、いろいろ

大変ではあるけど

様々手順さえ踏めば

おいしい蕎麦が食べられる

ということが

再認識された一日でした。



蕎麦打ち、ていうか

蕎麦の世界は

相変わらず面白いなぁ。



久しぶりの

トロトロそば湯


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沁みた。


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