40ん年前の、テーブル。
最初の結婚の時に
購入したテーブルなんだけど
今も使い続けている
ていうことは。
次のミッションは、手強い。
40ん年が経過している
ていうことになる。
無垢材ではないので
突き板は浮いていたり
場所によっては崩れていたり
でも、躯体そのものは頑丈なので
今も現役、ということなのだろう。
天板にはその
突き板の浮きとか
ヤカンの焦げ跡とか
よく見れば様々にガタが来てる。
直そう。
今日は、力を入れないと。
だから、ブランチもしっかりと
ラタトゥイユと、サラダたっぷり。
さて、いくか。
まずは天板の塗装を全面的に剥がす。
突き板が浮くということは
どこかに塗装の弱点があるわけで
それを解消するには
すべていったん剥がして
再塗装するのが近道だろう。
それが証拠に
天板の一部はすでに穴が空いていて
そこから侵入した水分で
剥がれが生じ同時に
浮き上がっている。
剥がすだけ剥がして
浮いた天板の突き板部分の補修。
たっぷりの木工専用接着剤を
穴からたっぷり挿入し
コンクリートブロックで重石をした。
次は、サイドの
やはり突き板・・・ていうか
構造体も兼ねている部分が
壊れていて
そこの補修をしてみよう。
ここは突き板の剥がれのみならず
躯体の一部が壊れていたので
2.5mmのベニアを切り抜き
3枚合わせて曲木にした。
(天童木工で有名ですね)
どちらも完全接着には時間かかる。
数時間後、天板は木工パテを盛る。
完全乾燥にはこれも時間が必要。
この日の作業は、日没終了。
夕焼け、きれいだった。
ぼくが上がった後には
桂 碁石が、いた。
翌日。
このテーブルは伸長式なので
真ん中部分の塗装の剥離をする。
作業をしていると
なんだか異音が聞こえてくる。
調べてみたら
別の場所の突き板が
剥がれかかっていたので補修。
完全接着までの時間に
三女子リスが
前日パテ埋めした部分の彩色
つまり「木目を描く」のを
買って出てくれた。
ありがたい。
でも、そんなに簡単じゃないんだぜ
周囲との色合わせ、とか
木目のつながり、とか。
お互い、乾燥時間を待つ間
その三女子リスは、おやつに
「広島風お好み焼きうどんバージョン」
を、作ってくれた。
沁みた。
三女子リスは
しかし
木目の再生を
見事にやってのけ
それをぼくは確認して
天板の塗装を、2回した。
完全乾燥まで90分だから
3時間、かかったことになる。
日没滑り込みで、完成した。
おなかが、すいた。
なにを食べたい?
と自分に問うたら
山形の、だしだった。
すべて黒い森空中庭園で
収穫した野菜たちで。
おいしかった。
二日かかったけど
40ん年前のテーブルが
蘇った。
うれしい。
2021-07-18 00:46
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