疲れても、楽しい。
淡々と
次なる懸案事項へ。
テーブルを復活させ
そのまま、今度は
椅子の修復へ。
この椅子は
テーブルとセットだったから
こっちも、40ん年が経過している。
椅子本体もそうだが
汚れがなかなか落ちないのと
気分転換のため
次々と
座面のクロスを張り替えていた。
当時仕事が忙しく
子育て真っ最中だったし
いちいち剥がすことはせずに
上からどんどん貼っていったので
それがそのまま全部残っていたのは
歴史を感じて、ちょっとおもしろかった。
黄色のビニールクロスがオリジナルです。
試しに、と
「セスキ」を吹きかけてみたら
瞬殺で、新品同様になった。
セスキを当時知ってたら
張り替えなんてしなかったかも。
一時期住んでいた家が
作り付けの家具がすべて白だったので
それに合わせて塗った塗料が
大きな選択ミスで
(ていうか、なんとも変な塗料で)
完全硬化せず
いつまでも柔軟性があり
爪で強くこすると剥がれる
かといってベリベリと
全部剥がれるわけでもなく
なんとも始末におえない塗料だった。
それをこの機に、剥がした。
はっきり言うと
じつに大変な作業だった。
最後まで「不思議な塗料」で
いつもだったら
気持ちよく剥がれる剥離剤が
立ち往生するくらい
剥がれ難かった。
剥離剤、2回目。
結局、剥離剤を3回かけて
やっとすべて剥がれ落ちた。
剥がれたのを確認し
晩ご飯は
黒い森空中菜園で採れたピーマンで
青椒肉絲を作った。
我ながら、おいしかった。
初日終了。
翌日。
テーブルもそうだったけど
この椅子も合板が使用されていて
接着剤の経年劣化で
剥がれが散見された。
サンドペーパーで磨いては
合板の浮きを調べて
浮きが見つかったら
補修。
それでも次々と
小さな剥がれが見つかり
補修。
まさに「いたちごっこ」レベル。
とにかく合板を使っているところは
どこもすべて疑ったほうがいい状態だった。
やれる限りのことを、やった。
座るとちょっと
ガクガクするなと思っていたら
なんと
左前足にクラックが入っていて
木ネジが効きにくい状態になっていた。
じゃ、右前足は?
と思ってネジを抜いてみたら
先端より1/3程度のところで腐食し
そこで完全に、折れていた。
どうりで、ぐにゃぐにゃなわけだ。
いろいろ考えた結果
両足とも角度を変えて2カ所に
新たに木ネジを打ち込んで
ヒビの部分は木工ボンドを充填し
乾いたところでパテ埋めした。
これで、ビクともしなくなった。
いま、ここ、です。
テーブルに比べて
椅子のレストアって
数倍たいへんなんだな。
テーブルはデザインできるかもしれないけど
自分の気に入った椅子をデザインするって
ものすごくたいへんなのかもしれない。
晩ご飯は、三女子リスが
黒い森空中庭園産青唐辛子たっぷりの
ケワダッツィと
北海道のSZKさんからいただいた
循環農法プチトマトのサラダ。
どちらも
猛烈に、おいしかった。
へとへとボロ雑巾状態だったのが
ホテルグレードタオルまで
復活したかな。
疲れても
疲れても
ぼくって
こういう
作業が
好きなんだ
そういうことが
この歳になって分かった。
2021-07-21 04:15
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