OS、９。

初夢は、とうの昔・・・



って、やっぱり今年も

時間の進み具合が、異常に早い！



年が明けてから今まで

超夢を見ない日がないばかりか

オムニバスでもガンガン見ていて

夢の海に溺れそうだ。



眠れば「あっちの世界」。


それが当たり前って、いったい。



そう、その

今見てきた

ホヤホヤの

超短編を一つだけ。


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久米宏さんが出てきた。


若い、まだ髪に黒が多い。


「いやいやいや、新年早々参っちゃいまして」


「どうしました？」


「いやぁ、あの、ね
　この大事な時に、ね
　五六七がどうだ
　世界がどうだ、って時にね
　パソコンが動かなくなっちゃいましてね」


「そらぁ、たいへんですね」


「そうなんです、ほんと、大変なんです
　でね、よく言うじゃないですか
　『そういう時はOSをアンインストールして
　もう一回入れ直すと直る、とかって』」


「ああ、そうらしいですね」


「でね、ぼく、パソコンなんて
　ぜんぜん明るくないんだけど
　見よう見まねで、やってみたんですよ」


「うわ、すごいですね、やられたんだ」


「ええ、緊急だったし
　ぼくの周り見てもだれもいないし
　こりゃ、自分でやるしかないな、って」


「えらいなぁ、ぼくはまだ一度も・・・」


次の語句を続けようとするが
久米さん、畳み掛けるように


「出てきた画面に
　『 OS9』って書いてあるんですけど
　それで、大丈夫なんですよね？」


「え”？　ナインですか？」


「ええ、『OS』の次に
　数字の『９』って書いてありました」


「さすがにそれって、古くないですか？
　それだとネット画像だとか動画だとか
　最新情報を見られないんじゃ・・・」


「ですか、ぁ、ですよね、
　やっぱり、新しいのにしなきゃ、かなぁ」



目が覚めた。


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そーいえば

新年になって

まだ、餅食べてない。



でも、そのくらい

今年は例年と、ちがう。



新年初の



カルド・ヴェルデを作った。



三女子リスは

新年初の



ライ麦パンを焼いてくれた。




次女子リスが作り置いてくれた

鶏モモ肉唐揚げで




ミニミニ丼。




餅なし、おせちなし、個食な

2022年の正月の

宇宙船黒森庵号の、一日でした。