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吉祥寺の、ラーメン屋さん。 [超夢]



久しぶりに

吉祥寺を歩いていたら

いつの間にか

新しいラーメン屋がオープンしていた。



といっても、不思議な立地で

デパートの一階の一角で

歩道に面してるのではなく

でもデパートの中にある・・・

どこか公共的な場・・・

地下商店街的?な場所に

その店がある。



なぜ分かったかというと

歩道を歩いていたら

デパートのウインドウ越しに

その店が見えたからだった。



デパートなんて滅多に入らないが

なぜかその店が気になったので

一旦は通り過ごしたけど

入り口まで戻って

そのラーメン屋を覗いた。



オープンしたての

新進気鋭のラーメン屋だとしたら

列ができてもおかしくないのだろうけど

そこは五六七だからか、あるいは

ランチタイムを外れていたからか

すぐに座れるようだ。



L字の赤いデコラのカウンターは

90度ではなくやや鋭角で

そうだな70度くらいかな

長手に7人、折れ曲がったところに3人。



あと、なぜか

その公共的スペースに

二人がけのテーブルが二つ。



ちょうど、空いた席に座る。



椅子は丸い赤いビニールのハイチェアで

ちょっとよじ登る感じ。



ぼくは最初に入る店だと

シンプルなラーメンを頼むんだけど

なぜかチャーハンがどうしても食べたくて

醤油ラーメンとチャーハンにした。



なんとご店主は若い女性で

一人で切り盛りしていた。



手際が良いのと

他のお客さんの料理を

出し終えたところだったか

ぼくの料理はすぐに出てきた。



うわ。


すごい量だ


いわゆる「二郎系」か

しかも、チャーハンだし。



すかさず



「うちは料理は多めですので
 お時間をかけてごゆっくりどうぞ」


と声をかけてくれた。



やさしい。



そんなラーメン屋って

夢のようじゃないか。
(夢です)



ラーメンもチャーハンも

死ぬほどうまい。



これなら時間をかければ

なんとか食べ切れそうだ。



ゆっくりと味わいながら食べていると

先のお客さんたちが

どんどん食べ終えて

空席が目立つようになった。



その時


「あ、加藤さんじゃありませんか?」


と声の方向を見上げると

なんと

細川護煕さんだった。



慌ててラーメンを飲み込んで


「お久しぶりです
 ご無沙汰しております
 まさかこんなところでお会いするとは」


とご挨拶。


「いやいや、こちらこそご無沙汰しております。
 加藤さんも、こちらのラーメンお好きですか?」


「いえ、初めてなんですが、おいしいですね」


「そうなんですよ、私、ラーメンは
 あまり一人で食べには来ないんですが
 こちらだけは特別でしてね」


といって、ぼくの隣の席に座り

いつものやつをお願いします、とご注文。



ちょうどその時、またもう一人

お客さんが2席離れたところに着席。


なんと、福田康夫さんだった。



細川さんは気付いおられないようだったので


「福田さんじゃないかと思われます」


と小声でお伝えすると

すぐに向きを変えて確認するなり


「おお、福田さん、お久しぶりです」


「ああ、細川さん、まさかここで」


「あ、そうだ、こちら、加藤さんといって
 以前お話しした、あの出張蕎麦打ちの方で」


「ああ、あの方が、こちらで」


すると


「え? なんだって?!」


と、公共的スペースの二人がけの席に

一人で座っている方が、大声で。


見ると、中曽根康弘さんだった。


そして、その隣の

もう一つの二人がけテーブルには

いつのまにか

神津善行・中村メイコご夫妻が。



どういう展開なんだ、これ。



どんなラーメン屋なんだ。



目が覚めた。


P2090064.jpg



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