卵パック・ストーヴ? [ロケット・ストーヴ]
ぼくの、ここんとこの
ストーヴの試作・テストを見て
親友から
「卵パックで燃焼テストしてほしい」
ていう
うれしい悲鳴を上げたくなるような
リクエストがきた。
やらないでか。
たまたま
長女子リスが
紙漉きをやってみたいと
集めていたパックを
拝み倒して
2パックわけてもらった。
わけてはもらったものの
さて、どう燃料にしよう。
牛乳パックなら
4枚に切り分けて
くるくる巻いて
缶に放り込んで
火をつければ
以上、それでおしまいになるけど。
まずは、身体測定。
体重、48g。
1パックで、沸騰するのかな。
卵パックは
なにしろ、どこを見ても
3D状態。
じゃ、まずは
ウッドストーヴ的に
スティック(小枝状)にして
ボンボン放り込むやり方にしよう。
ラベルは「フェザー=焚き付け用」に。
点火。
お、なかなかいい感じ。
・・・しかし、忙しい。
缶に詰められるスティックは
たかだか数本なので
ひたすらくべまくって
燃えかすが溜まって
もう、これ以上は・・・
9分44秒で、テスト終了。
400ccの水は、沸騰せず。
でも。
一つ感じたのは
ちょっと不思議な
燃え方をする、ということ。
なにか
油でも含浸されているのか
ていうかんじの
じわじわ、しぶとい燃え方をする。
おもしろい。
ふと、気がついた。
卵パックの「フタ」の部分は平らだから
そこは牛乳パックみたいに
切り出して
丸めて
卵を保護している「3D的」凸凹部分は
最初の時のように
スティック状にして
追い焚き用に・・・
それ用に
ぴったりのものがあるじゃないか。
最近作った
ミニミニ・ロケット・ストーヴ。
点火。
2分8秒で、安定してきた。
やっぱり、じわじわとした燃え方。
でもしぶとく燃えるので
確実に水は温まっている。
残念ながら
ロール燃料だけでは
沸騰しなかった。
そして、時々火が消える。
消えるけど
深刻なものではなく
ふぅ〜っと息を吹きかければ
すぐに復活する類。
ここまで12分17秒。
おし、ここから
スティック、投入。
一気に火力が強まる。
16分55秒、沸騰。
だいぶ遅い感はあるけど
沸騰したことに、感動。
さらにスティックをくべ続けると
20分37秒まで
およそ4分間
沸騰は、ずっと続いた。
ここで、テスト終了。
終了の理由は
灰が溜まってゆき
これ以上続けるのが難しいかな
と感じたからです。
この「燃えかす」に関しては
ちょっとダンボールに似ていて
燃料が燃える分だけ
形に残って溜まって行く感じかな。
それでも
ちゃんとお湯が沸いて
燃料をくべれば
その間湧き続けることが
確認できた。
スロースターター的な印象はあるけれど
もしかしたら
これはこれで
使い方によっては
素晴らしい燃料かもしれない
そんな印象を持った。
ぼくは今は「非常用」を想定して
手近なものでストーヴを作って
(小さな空き缶)
それでテストをしているので
もうちょっと大きな
ウッドストーヴなどを使えば
立派に調理ができるのではと、感じた。
卵パック、使えそう。
ああ
またなにか
新しいストーヴを
作ってみたくなってきた。
2022-07-25 04:27
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