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Bialetti、ビアレッティ。



ビアレッティといえば、マキネッタ。


マキネッタといえば、モカ・エキスプレス。



もうかれこれ

50年以上のお付き合い。



そのビアレッティ日本総代理店が

近々閉店するという。


そして今、本社で

閉店セールをやっているという。




本社は中野にあり、我が家からほど近い。



ちょうどパッキン交換時期だったので

早速行ってみたら


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あった、大小どれでも、300円。



数年前までは、じつは

パッキン単体だけだと200円程度で買えた。


それがいつしか

アルミのフィルターとセット販売に。


これが結構な値段で

価格は大きさによるが

つまり写真の商品たちは

定価だと1,000円〜1,800円くらい。


アルミのフィルターは消耗品じゃないのに

なんでいっしょに買わされる?

と思いつつも

他に代用が効かないので購入していた。


それが300円で買えたのは

お得といえばお得だけど

使うのはパッキンだけで

昔は200円で買えた商品だから

ちょっと複雑な気持ちだった。



ま、それにしても

あのビアレッティ総代理店が閉店とは

どういうことなんだろう。



家に帰ってきてからも

しばらくその理由を考えていた。



一つには

本格的なエスプレッソを提供する

Sから始まる名前で有名なコーヒー店が

世界中で流行ったことがあるだろう。



でも、ふと

ガステーブル(ガスレンジ)が

IHなどの電気ヒーターに変わって

ビアレッティが使えなくなったのではと思った。



IHヒーターは鉄にはよく反応するが

アルミは不適なのだ。


そしてビアレッティは基本、アルミの鋳造だ。



ぼくが住んでいた

50年ほど前のイタリアの家庭には

一家に一台というくらい

マキネッタは普及していて

ガステーブルには必ず

マキネッタ用の


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火口があった。



でも、IHテーブルには


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見当たらない。



世界中でIH電化が進み

火口がないことが理由で

需要が一気に減ったのだとしたら

マンマミーアな話しだ。



マキネッタのコーヒーは

エスプレッソとはいっても

マシンで淹れる味ではないけど

ドリップ、サイフォン、パーコレータ

あるいはフレンチプレスなどとはまた違う

独特の風味があり、なんといっても手軽だ。



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ビアレッティ氏デザイン初代「モカ・エキスプレス」。


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ビアレッティさんと、マスコットキャラクター。



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我が家の、モカ・エキスプレスたち。



いつまでも、残ってほしい。



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