SSブログ

新しい、世界? [超夢]



ここ一週間ほど、超夢が凄まじい。


凄まじいんだけど、起きた途端に

すべて消去されるモードだった。



たまたま、さっき見たのは

覚えていたので、記してみました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


リス家族みんなでイタリア旅行。



無事に、まずは夜のトリノ空港へ到着。



あれ?


ぼくらの他に、乗客も乗員もいない?


ぼくらが最後?


ドアのハッチは開いているので

飛行機から降りる・・・って

階段のタラップがあるだけなんだけど。


空港ビルまでは

ボーディングブリッジで行くんじゃなかった?


空港ビルを探すとかなり遠く

バスも待機してないので歩く・・・って

飛行場内を歩いてもいいの?


危なくないの?


周囲を見渡すと飛行機が一台も駐機していない・・・

ぼくらが乗ってきた飛行機一台だけが

ぽつんと残されているだけって、いったい。


だから、危なくないのかぁ・・・

なんて感心してる場合じゃないな、これ。



リス家族、空港ビルまで歩く、歩く。



その空港ビルも照明が薄暗く

真っ暗な窓がほとんどで

省エネモードっていうより

店仕舞いの様相。



案の定、なんと税関が終了している。



室内照明も

ぼくらが歩くところだけ点けておいた

そんなかんじで

インフォメーションも各社カウンターも

なにからなにまで閉まっててて

だれ一人、いない。



どうすんだ、これ?



よく見ると、ビルの端の方に

出口と思しきものがある・・・

そこしか出られそうにないし。



荷物も引き取れないし・・・

でもとりあえず出口まで行ってみよう。



すると、そこには

一人の老婆が椅子に座っていた。


ヨーロッパでよく見かける

「トイレの番人」のようだ。
(ん十年前の話だけど、今でもいるのかな)


でもそのおばあさんはトイレの番人ではなく

「CAMBIO=両替」屋だった。


そして間違いなく空港出口でもあった。



たしかに両替は必要だ。


ここを出たら、イタリアだ。


リラ、いや、今はユーロだったか

いずれにしても換金しなきゃ

タクシーもバスも電車もトラムも乗れない。



とりあえず1万円を差し出すと

こんな大きい金額だと両替できない

というので千円札を2枚出すと

それならいいと換金してくれた。



で、ここは出口なのか?

と尋ねると

そうだ、ここから出るんだよ

税関はもう閉まってるからね、という。



その時、大変なことに気がついた。



なんと、パスポートを日本へ置いてきてしまった。



税関が閉まってたから

イタリアへ入国できちゃったんだけど

日本へ帰る時、どうすんだ?



背筋が凍った。



日本大使館へ電話・・・

もう夜遅いので誰も出ないか・・・



しまった。


電話帳もスマホも忘れてきた。


トリノの友人に電話することもできない。


とにかく

今夜泊まるホテルまで

辿りつかなきゃならないけど

その住所電話番号さえもわからない。



落ち着くんだ、おれ。



その時、子リスたちが


「おとうさん、公衆電話があるよ!」


と教えてくれた。



おお、まだあったんだ

これで国際電話で日本へ電話して・・・



がーん。



「non funziona(動きません)」って書いてある。


ジェットーネ.jpg
ジェットーネ、持ってないし。



するとまた子リスが


「おとうさん、こっちのは?」


とまた別の電話を見つけてくれた。



なんとそれは日本の赤電話で

ジェットーネ(コイン)方式ではなく

投入口には「10円」と書いてある。


しかも「funziona(動きます)」とある。



恐る恐る10円を入れてみるとなんと


「アロー(もしもし)」


という男性の声が聞こえた。


交換代につながった?


でもなんでフランス語の「アロー」で

イタリア語の「プロント(もしもし)」じゃない?


フランスにつながっちゃった? 


フランス語話せないし・・・

あ、でもここはトリノだからか

ま、今はそんなことはいいんだ

えーと、どうしたらいいんだ

まず、なにを話せばいいんだ

そうだ、日本へ電話できるか尋ねよう。


錆びまくってるぼくのイタリア語で

なんとか伝えると


「残念だけど、この電話は

 ぼくの遊び用の面白電話なんだ。

 日本の赤電話に興味を持った人が

 試しにかけてきたらぼくが話し相手になるんだ。

 だから、ぼく以外のところへはつながらない。

 役に立てなくてすまないけど」



その時、子リスがドアを見つけて

それを開けてみたらなんと

今ぼくが話している男性がそこにいた。


そういうことかい。


お互い目があって、大笑い。



慌てていたので気づかなかったけど

赤電話が置かれていた店は

日本の昭和時代の


タバコ屋さん.jpg
タバコ屋を模したものだった。



日本が好きなのかを尋ねると

大好きだ、国も、人々も、食べ物も!

という答えが返ってきた。



うれしいね。



うれしくなって

冷静になれてきたので

今起きている出来事を、振り返ってみた。



飛行機で旅行する時代というのは

本当にぼくらが最後だったのかもしれない。


最後の瞬間に遭遇したのかも。


これからは「どこでもドア」?

テレポーテーション?


パスポートがいらない

国境のない世界になったのかもしれない。



なんだか、急にワクワクしてきた。



目が覚めた。



nice!(0) 

nice! 0