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ポータル? フォークダンス? [超夢]



たった今見てきた

ほっかほか超夢です。


・・・・・・・・・・

タイムトンネルが実現し

未来へも過去へも自由自在に


タイムワープ?


もしくは

タイムトラベル?


ていうのか

要するに

どの次元にも

移動できるようになったらしい。



まさに「どこでもドア」だ。



楽しすぎる。



すでに

「ポータル」「ワープホール」「ゲート」

などを提供する会社が存在している。

(飛行機会社のようなもの)



その会社の「ポータル」から

異次元旅行の旅に出発できるらしい。



ただ、あまり安価な旅には

不安があるのは現在と同じで

旅からなかなか戻れなかったり

どこへ行ったか分からなくなったり

最悪の場合は

自分が消えちゃうらしいので注意が必要。



ぼくらは安心と実績のある会社を選んで

ついにその日がやってきた。



旅行といっても

時空の移動は瞬間なのと

基本的には

移動した空間に馴染む

環境・服装に変化するので

手ぶらでOKとのこと。



いよいよ出発!(ていうのか?)



リス家族全員で

「未來のエレベーターはこうなっているのか」

みたいな部屋に入り

ワクワクドキドキしてると

やがてドアが閉まり


「それでは時空をお楽しみください」


という声が聞こえ


「ポーン」


という軽やかな音が聞こえたかと思うと

ドアが開いた。



そこは。



まぎれもなくぼくが

子どもの頃に住んでいた町だった。



時代も、町並みも、音も、匂いさえも

ぼくが子どもだった、昭和。



そこを選んだのは

ぼくがどういうところで育ったか

知りたいという

子リスたちのリクエストだった。



勝手知ったる我が町を

子リスたちに案内をする。



すると。



グラウンドのような広場でなにか

祭りのようなイベントが開かれていた。



隣接する建物・・・はて・・・


ああ、これは小学校。



でも場所はここじゃなかったような。



ま、いいや

まだ、バグみたいなものがあるんだろう。



てことは

この廊下を歩いて行くと

右側にぼくの教室があるはずだ。



行ってみよう。



そこには壁全体に

子どもたちが描いたり作ったりした

作品が所狭しと飾られていた。



そうか、文化祭なんだ。



子リスたちは

興味津々に壁の作品を見続ける。



なんつたって、昭和の絵だ。



「あったよ!」



という声の元へ

みんなで見に行くと

そこにはぼくの作品が飾られ

昔のぼくが書いた

下手くそな字の名札が

真鍮の画鋲で留められていた。



「ふーん、ふーん

 これがお父さんの子どもの時の絵か」


「字、かわいいね」


品定めされているようで

なんだか、くすぐったい。



開け放たれた教室の引戸の向こうから

ラジオのような音色の音楽が聞こえてきた。



聞き覚えのある曲だ。



これでフォークダンスを踊ったんだっけ。



小さな講堂のような部屋に行くと

まさにそのフォークダンスが行われていた。



子リスたちはじっと無言で

目を凝らしなにかを探している。



「いた!    お父さんだ!」



え? ぼく?



「おとうさん、ちょっと

 みんなといっしょに踊ってきていい?」


と一匹の子リス

あっという間にダンスの輪の中に。



時々、こっちに目配せで合図を。



なんの合図かな。



だんだん合図の回数が増え

ますます笑顔になり

やがて狂喜の表情へと変わり

飛び跳ねながら指差す

子リスのとなりに来た子どもは



ぼくだった。



ぼくと子リスが、踊っている。



そして輪の背後には母が

子どものぼくを見守っていた。

(子リスらにとってはおばあちゃん)



感動というのでもなく

でももちろん嬉しいのだけど

まさか、というような

出来事を目の当たりにして

茫然とただただその光景を眺めていた。



やがて曲は終わり

子どものぼくと母は

手を繋ぎ部屋を出ていった。



踊っていた子リスは

満面の笑みで

駆け足で戻ってきて



「楽しかった〜❣️」


「お父さん可愛かった〜❣️  」


「手がちっちゃかった〜❣️  」



目が覚めた。



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