一週間が通り過ぎて。

ずいぶんと落ちついてきた。



この１年と１０ヶ月、

ぼくは、

女将が入院したときは毎日欠かさず見舞・看病に行き（皆勤だよ）、

女将が上昇気流に乗れたときは、黒森庵を営業してきた。



3.11以後は、女将は高度が乱高下しながら、

徐々に高度を下げだし、病院もしくは自宅治療をくり返すようになった。



それでも、女将が半身不自由ながらも、

精いっぱい元気に生活する様を一緒に味わえるのは、

なににも代え難い、ぼくら家族の喜びだった。



一方、この病気特有の、

なにが起きるか分らない、というある種の緊張が、

常に我が家にあったことは、間違いない。


だから、心身ともに、

ぼくら家族は、

かなり消耗していたことも、間違いない。



女将の卒業式を無事終え、


一週間を過ぎ（仏式でいうと初七日でしょうか）、


それぞれ自分たちで現実を直視できるようになり、


普段の生活にソフト・ランディング、


そういう余裕がでてきたのかな。



じゃ、今日は、


ぼくたち流に、一週間が過ぎたことを祝おう。



ハモニカ横町。



女将が好きだった、吉祥寺の町。


買い物が大好きだった、女将。



あちこちの店をウインドウショッピングし、



小腹が空いたので、



たこ焼き。



帰宅して、




試着会。



きっと、女将が


「いいじゃん、似合うわよ」


と喜んでいるにちがいない。



吉祥寺、楽しかったかい、女将？



夕食は、末娘のリクエスト。


「いわゆる、『とんかつ』が食べたい」


というので、みんなで手分けして、

揚げ手は言い出しっぺの、末娘。





アメリカン・ポークの、「ロースかつ定食」。



武蔵野野菜の、ぬか漬け。



ああ、おいしい、

サクサク、ぱくぱく、

ごちそうさまでした。



明けて、９月１日。


女将が大好きだった、経堂「しらかめ」さんの



鴨ロース。



今日の穴子の炙りは、いつにも増して、美味。



もりそば。

今日は富山！　谷上さんのそばだった。

ああ、なつかしい、

うっとり。




すだちの、冷やかけ。



あああ、なんておいしいんだろう。


すべて、みなおいしかった。



ごちそうさまでした。



ちなみに、しらかめさんの店内は、



嫉妬するほど、低かった。



店の外は、このくらい。うちと近い数値。



帰路、数カ所を計測。



赤堤ローソン前。



下高井戸上水公園、低い。



いったん帰宅し、



永福町駅キッチンコート前は、






このように、シンチレーターは刻々と変化するが、

ガイガーカウンターはほとんど振れがない。



夕食の買い物組と合流し、



女将が好きだった屋上庭園「ふくにわ」へ。



あ、なんか、いる！



ほら、あそこ！



こおろぎ、秋だなぁ。



ここで、女将と弁当を食べたなぁ、ぐっすん。


いや、泣かなかったよ、ほんとだよ。




ふくにわ、0.033μSv/h！！！（これは3.11以前の東京の数値とほぼ一緒ですね）



そんなこんなで、



昨日、今日と、



女将が好きだったところ、



好きだった食べ物を食べたりして、



卒業一週間目を祝いました。





おー！