女将の味の、跡継ぎたち。
今日は女将の卒業式から、1ヶ月だ。
女将はとにかく、台所にいるのが好きなひとだった。
一日中台所にいても、ぜんぜん飽きない人だった。
そして彼女が作り出す料理というのは、
けっしてレストラン的なものではなく、
常に家庭料理だった。
で、家庭料理なんだけど、
これが、なぁ、
うまいんだなぁ。
その女将の味つまり、
「おふくろの味」
は、すでに上の娘たち三人には充分に伝わっている。
黒森庵の小さな料理たちは、
レシピこそ女将が作ったが、
開店当初から、料理は娘たちが交代で作っていたし、
そういう娘たち、
女将が卒業してからも腕前を発揮している。
しかも、これなどは、
女将でさえ作ったことがない料理だ。
スパニッシュオムレツ(とろとろ半熟+自家製ベーコン)by次女(ベーコンの燻製は長女)
なんとまぁ、その、あれだ、
ああ、おいしいんだなぁ、
とっろ、とろ。
たたみかけるように、長女は
アッリョ・エ・パンチェッタ・エ・オッリョ
これがまた、なぁ、その、
ああ、おいしい、ぱくぱく、
ごちそうさま、なんて言ってたら、
なんと、末娘が、
ミルクレープ
ん〜、まいった。
すごくおいしかった、
ごちそうさまでした。
ある日の夕食は、こうだ。
アメリカン・ポークの三枚肉と、
ブラジル産鶏もも肉があったので、
埼玉産小松菜(ぎりぎりかな)、わけぎ(関西のどこか忘れた)、カナダ産大豆の揚げで、
つくねは、鶏を叩いて極粗びき団子にした(ブラジル産ひき肉がないからね)。
このつくねが、じつに、なんというか、
はふはふ、ああ、
うまいうまい、
ごちそうさまでした。
翌朝はもちろん、
鍋の残りで、
うどん。
糠漬け新香も、ね(by三女)
夜は久しぶりに、
万福飯店に。
大好きな水餃子。
油淋鶏。
海老そば。
香港麺。
あ〜、久しぶりで美味しかったぁ。
ごちそうさまでした。
食後は三女の、
自家製天然酵母のパン生地ドーナツ。
これがなぁ、また、なぁ、
ああ、おいしい、
ぱくぱく、
ごちそうさまでした。
今朝なんか、
長女が
「お父さん、食べる?」
といって作ってくれた、
ポテトと、長女手製のベーコンの、目玉焼き。
これ、まじ、うまい。
ブッチ(ぼくの親友)から女将にいただいたパパイヤ。
ぼくはパパイヤが大好きで、
以前、家族でハワイに行ったとき、
借りたコンドミニアムにパパイヤが生っていて、
食べ放題だったので、食べ放題食べたら、
もうれつな蕁麻疹がでたくらい、
パパイヤ好きなのだ。
蕎麦職人のSさんからいただいた、
抜群においしい、とうもろこし、で、
ん。
と、まぁ、
女将が長期旅行中な我が家なわけだが、
おいしい毎日で、いけねえ、いけねえ。
はい、お母さんも、ね。(これも、Sさんから。ありがとう!)
女将は、ほんとうに料理が好きだった。
けっして、よそ行きじゃないけど、
あったかくて、気が弛んじゃう、
そんなかんじ。
卒業一ヶ月だけど、
べつになんにもしないけど、
女将は楽しいことが大好きだから、
最後はこれでいってみよう。
Where the Hell is Matt?
一ヶ月、おめでとう!
2011-09-24 21:04
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