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自然農法家 福岡正信さん、お元気ですか。



福岡正信さん、お元気ですか(天国で、ね)。



先日、息子が東京アースデイ2012に行ったら、


自然農法家の福岡正信さんの本が置かれているブースがあったそうだ。




息子は福岡さんの著書を読み、自然農法にたいへん興味を持っている。



急にアースデイに行きたいと言い、惹かれるように出かけて行ったのも、


なにかの縁(えにし)だろうか。




ぼくは30年ほど前、彼の「わら一本の革命」という本を読み感動し、

SONYを辞め東京を離れ、八ヶ岳で自然農法による自給自足の生活を摸索した。



どうしても彼の弟子になりたいという気持ちが高まり、必死で伝手を探し、

幸運にも彼と巡り会うことができ、

彼の山小屋でお話しを聞くことができたことは、ぼくの人生の宝だ。



だが残念なことに、

その頃ちょうど彼は日本人にたいして大きな失望をしていて、

外国人なら受け入れるが一切の日本人は弟子にしないという時期だった。



土下座を覚悟で弟子入り志願をしようと思ったぼくだが、

彼のあまりの覚悟を目の当たりにし、それは無理なことと知り、

八ヶ岳に戻り、

まったく農の「の」の字の知識もないまま三年間自然農法の勉強をした。



そのときのことなどを、ぼくは拙著「蕎麦打」に記した。


それを息子が読み、福岡正信さんの生き方に興味を持ち、

そして「わら一本の革命」を読み、

やはりぼく同様に感動し、将来自然農法を学びたいという。



ぼくら親子(いや、家族全員かな)を虜にした自然農法。



まだご存じない方は、ぜひ、一度彼の世界をごらんください。



福岡正信 自然農法


福岡正信 自然農法家




蕎麦も好きだし、自転車も好きだし、オーディオも好きなぼくだが、

昔も今も、もっともやりたいことといえば福岡式自然農法といえる。



自然農法で、蕎麦を始めとして米・麦・蔬菜を栽培し自給自足し、

手碾きで石臼を回し、蕎麦を打ち、そば屋をにやる。

疲れたら、ねこのように縁側で日向ぼっこをする。



ああ、うっとり。




3.11以後、ぼくらの住む世界は一変してしまった。

でも一方では、この国がどういう国なのか、

世界がどういう秩序で動いているのか、

その片鱗が見えてきたのは3.11のおかげだったかもしれない。




さて、これからの世界を、家族とともにどう生きてゆこうか。




この混沌とした世界に、


いま一番必要なのは、


もしかしたら、


わら一本の革命かもしれない。




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