成城栄華飯店の、もやしそば。

ふと、思い出す味。


その味を思い出すと

そこから昔の記憶へと飛んでゆく。



料理って、そういうところがある。



小学校の頃、ぼくの身体は

お茶漬けで出来ていたといってよい。


キュウリの糠漬けのお新香、

おばあちゃんが炊いてくれた昆布の佃煮、

ご飯に熱々のほうじ茶をかけて、サラサラ。

ああ、うっとり。



小学校高学年ころから、

母が盛んに肉食をすすめるようになり、

ハンバーグ、トンカツ、生姜焼きなどが食卓に。


一気にぼくの体重は増えだし

中学時代はいわゆる肥満児。

高校あたりから通常体型に戻ったけれど。



成城という町に住んでいたぼくは、

よく行く店があった。


当時は出前もしてくれたので、

家でもよく食べた。


出前をしない店は、取りに行った。



NEBA　風味焼き。

栄華飯店　もやしそば。

とんかつ　椿。

代一元　ラーメンと餃子。



どの店も北口駅前にあった。

今はもう、ない。



このところ、食べたいのが

もやしそばと、風味焼き。



なので、家で再現しています。

ところがこの二つとも、

なんでもないようなんだけど

再現がとても難しい。

難しいと、やりたくなるのが人情だ。



今回は、もやしそば。


GO！　


（※個人的にワカメ、白髪ネギ、海苔は大好物なのでほぼ毎回入っていますが、オリジナルには入っていません。また、出来上がりの色味が違いますがそれは写真が下手だからです）



１０月２０日



１０月２４日



１０月２６日



１１月２日



１１月１０日



１１月１４日（母がこの世を卒業・・・でも作って食べた）



１１月２６日



１２月８日（John Lennonさんの命日・・・でも作った）



１２月１２日



ん〜、だいぶ近づいてきたようだけど、

もうちょっと、かなぁ。



ぼくは、ずっと一日一小食をしていて、

そいうすると身体の声を無視できない。


身体がどうしても譲れんというから

ワカメ、ネギ、焼き海苔を入れながらのトライ、

ビジュアルは無視、

味だけに集中してきたけど、

そろそろ、本気で絞り込んでみようか。


ということは、いよいよワカメとはお別れ、

ぐしゅん。



次回は、NEBAの風味焼き検証。




昭和４５年当時の成城学園前駅。（Google検索）