もし、ぼくが６４才になったら。

並んじゃった。


父が他界した年齢に。



「おと〜さん、ごばんがでぎだばよ」


「は〜い」



うひゃ、ここまでゴージャスな鍋は初めてかも！




鶏団子（つくね、とも）



山形へ行った時買い求めた野菜たち。



ずっと数値が気になって、食卓にあげなかった「たら」。

これは北海道産、測定はしていないけど、

多分、311以後、初めてじゃないかな。



岡山産牡蠣。



これも山形産野菜、そして三之助豆腐のお揚げ。



徳島産豚。



秋田産きりたんぽ。



三女子リスの１１年物の無農薬糠漬け新香。



うまい。

大根おろしもしぬほどあるし、

柚子も使い放題。

島唐辛子を刻んでペーストにしてくれてあるから

それで紅葉おろしにすれば最高だし、

ゴマだれまで用意されている、

嗚呼。



そう、今日はバースデイ鍋、なのだ。


ごちそうさまでした、ほんとにおいしかった！



食後キッチン周りにいると、


「おと〜さん、ちょっとこっちこないで！」


え"！


ま、仕方ない、なにか企んでくれているのかもしれない。


居間のソファに横たわって待っていると

三女子リスの "ゴッドハンド" が

体のツボというツボを押してくれる至福さよ。

これぞ、お誕生日の醍醐味。



ヨダレを垂らして寝かけていると、


「も〜い〜よ〜」


「は〜い」




！！！


うぉ〜と唸ってしまったよ。



ふぃ〜、もとい、ふぅ〜！



さらに



舞台装置が。








海は大好きだし、

イルカもクジラも大好きだけど、



ぼくは、船出をするのか？


バナナボートといえば、



Harry Belafonte - Banana Boat Song (live) 1997

こんみそたりまん、たりりばな〜な、

なつかしいぜ、おい。



さらに、



お花まで！

ぼくは、花咲爺か！？




母ちゃん、すごいぜ、

あなたがお腹を痛めて産んでくれた子リスたちって、

なかなか、やるぜ！




ぼくは父の歳まで生きるんだろうか、

とか思ったけど、

ここまで、生きてしまった！

元気だ、しかも！



The Beatlesの曲で



" When I'm Sixty-Four "

なんていう曲もあったね、そういえば。



父ちゃん、あなたがこの世を卒業した歳まで、

ぼくは生きちゃったよ、びっくりだ。



いつ、また




あなたたちと会えるかな？！