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未知との、遭遇? [超夢]



「お父さん、空の感じ

なんか、ちょっと違わない?」

と、末子リス。


最近彼女は数回

火球・流星を見ている。


そして、2回ほど

UFOらしきものを目撃している。


長女子リスも

末子リスといると目撃率が高い

と言っていた。



我が家のベランダに出て

夜空を見てみる。



なにか、たしかに

いつもと違う感覚が

じわっと全身を、襲ってきた。



やがて夜の暗さに目が慣れた頃

突如

巨大なUFOが

高層ビルの間から顔を覗かせた。



でかい。



まるでそれは

雲が流れるように

ほとんど

動いてるのが分からないくらい

ゆっくりとした超低速で

西から東へ移動している。



いわゆる円盤ではなく

かなり幾何学的な矩形を呈していて

底の部分にはたくさんの円形の窓

というか装置(?)が

ずらっとならんでいた。



あっけにとられていると

遠くの空に

さらに何台もの

同型のUFOが浮かんでいた。



まちがいない。



とうとう

この時が来たのか。



その時。



最初に目撃した一台が

急に挙動が変わり

目に見える速度で降下を始めた。



ひょっとして、これは。



着陸するぞ。



そう感じたぼくは

子リスたちにそれを告げて

玄関を飛び出した。



カメラが

役に立つかどうか分からないけど

走りながら一応、首にかけた。



着陸しそうな地点へと

ひたすら走る。



どこだろう。



なにか心の中で感じるのは

高層ビル、駅ビル、ロータリー。



でも

我が町には

そのようなロータリーはないし

駅ビルもないし

高層ビルも林立していない。



どこだかわからないけど

感じとしては

新宿副都心辺りのどこかのような気もする。



着いた。
(と、心がそう言っている)



でも、広いといっても

あの巨大なUFOだ

着陸できる場所なんて

飛行場くらい?


それでも

はみ出すんじゃなかろうか。



でも、心が(ここだと)言っている。



ロータリー2階のアーケード辺りが

一番見やすそうだ。



やがて子リスらもぼくに追いつき

UFOを見ていると

やがて降下は止まり

頭上に浮かんだままな状態。



まさに、超巨大。



すでに夜空というものは視界から消え

頭上はUFO本体だけになった。



その時

アナウンスが聞こえた気がした。



「これから私たちは

あなた方に会いに伺います。

でも

決して危ないことはありません。

お互いに愛情を確かめ

理解し合うために

私たちは来ました」



という言葉を感じた。


子リスらも同様だという。



選挙の時の街頭演説のような

暴力的な音声ではまったくなく

街は静寂そのものなのだ。



テレパシーのようなものなのか。



PAスピーカーなどは

どこにも設置されていない。



街中の人々・・・

全てと言っていいくらいの人々が

夜空に浮かぶUFOを仰ぎ見て

新宿、と思しき街が

静寂に包まれている。



会いに伺う・・・って?



でも、あの高さから、どうやって?



小さなUFOかなにかで来るのかな?



そんな事を思っていたら

急に人々がざわめきだした。



なに?

どうした?



すでに宇宙人は

我々のすぐそばにいた。



いつ?

どうやって?



「恐れないでください

私たちは皆さんとお近づきになろうと

やってきました」



という声がまた頭のなかで聞こえた。



みんなにも同時に聞こえているので

会話は成立しているのだけど

無言だから静かなままだ。



宇宙人(?)はとても背が高かった。

だから群衆の中でも

はっきりと彼らを見ることができた。



その光景はなにか

スターの「出待ち」の光景に

どこかしら似ていたけど

キャーキャーという言葉が皆無で

誰一人として会話しないので

街中がしんとしているのが印象的だった。



一番印象的なのは

やはり、背の高さだ。



地球人の平均より40〜50㎝は高い。

一番低い人でも2mくらいだろうか。

彼らの平均は2.3mくらいか。



2〜30人はいただろうか。


男性も、女性もいた。


その多くは若く見え

地球人でいうところの

30代から40代くらいに見えた。



彼らは静かにゆっくりと

一人一人と挨拶をして回って

やがてぼくらのところへやってきた。



やはり。


そうとうに背が高い。


かなり見上げる目線だ。



金髪で、目も金色で、瞳孔は黒い。



目が合うと

吸い込まれそうな感覚を持った。



聡明で理知的な眼差しとともに

その奥には

絶大なる愛というもがある。


揺るがない強さを感じた。



お互いに微かな笑みを浮かべ

敵対心のないことを確認しあった。
(握手をしたかの記憶がない。ハグはしなかった)



カメラの事を思いだし

写真に撮ってもいいかと尋ねると

「もちろんです」

と言うので

カメラ目線の写真を数枚撮った。



その時。



反対側からは

おじさんとおぼしき宇宙人があらわれ

やはりぼくと挨拶をして

肩を叩きながら握手をした。


彼の方が親近感を強く感じた。

彼とはツーショットを撮らせてもらった。



彼らはその後も

ゆっくりと街を歩き

道行く地球の人々と挨拶を重ね

やがて視界から遠ざかる。



彼らが着ていたのは

全員「ユニフォーム」のような

タイベックスのような生地で仕立てられた

クリーム色のジャケット(背広)に

やや濃いめのグレーのやや細身のパンツ

という出で立ちで(靴は覚えていない)

生地の素材以外は

外観的な違和感は、ほぼ、ない。


似ている感覚といえば

オリンピックの入場式みたいな感じか。



ただ

衣類の中に装置が入っているのか

それとも彼らの体型的なものなのか

やや胸とお腹が厚く

足は長く細かったので

重心は高い印象だった。



おじさん宇宙人は

なんていうか

「ビール好きなドイツ人おじさん」

的な雰囲気だった。



そうそう、彼らからのテレパシーで

こんなことが頭に響いた。



「私たちが地球環境に適合するために

あるものを身に付けなければなりません。

それは皆さんが「香水」と呼んでいるものです。

ですので香水臭いと感じられるでしょうが

それはどうか我慢してください。

普段は自分たちの星で生活する限り

私たちはまったく生活に必要としません」

と言っていた。



たしかに強い香りではあったが

決して嫌な匂いではなかった。


むしろぼくは

まったく気にならなかった。



街行く人々が

突然の第三種接近遭遇に

あっけにとられながらも

やがて我に帰り

帰路につくか

また一仕事をするか

飲み会に行くか

自分の生活に戻ろうとする中

ぼくは街中で

次の変化が始まっていることを目撃した。



それは

自動車と同じくらいの大きさのUFOが

自動車と一緒に

甲州街道を走っていたのだ。


光りながら。
(飛んでいた)



ぼくはどうしても

それを写真に撮りたくなり

甲州街道に向かって走った。



驚いた。



自分の足が強くなっているのか

感覚的には

40km/h位で走っている感覚だ。


宇宙人に会っただけで

ぼくの身体が変質したというのか?


だから、あっという間に着いた。


20歳のぼくでも

こんなに速く走れない。



甲州街道に着いて

カメラアングルを考えている間にも

目の前を1台(?)また1台と

UFOが自動車と共に飛び抜けて行く。



車道をUFOが自動車と一緒に走る・・・

まさかこんな光景を60ん歳で見るとは

思わなんだ。



UFOは、自由自在に走行が可能だ。
(心がそう感じている)

でもそのUFO(つまり宇宙人)が

地球の、日本の、法規に則って

走行してるということは

フレンドシップ(友好)の表れなのだ。



そうだ

歩道橋から撮ってみようと思い

近くの歩道橋に上がってみると

すでに先客がいて

望遠レンズその他機材をトランクから出し

カメラアングルを決めに

その場を離れて

場所を探しているようだった。



橋の欄干の一部が広くなっていて

そこにサブと思えるカメラも1台。



ぼくもずっと

首にかけっぱなしのカメラを

いったん首から外して

同じ場所に置いてリラックしして

アングルを決めようと思った

その時

遠くから

それまでとは違う光のUFOが

こちらに向かってきた。



これはなんとしてでも収めたい。



そう思ったのだが

もたもたしてたら

あっという間に通過してしまった。



とっさにカメラを取り

UFOの後を追う。



間に合うはずだ。


だって

新宿は渋滞してるから。
(なにいってんだ)



時速40キロの駆け足で

渋滞中のUFOに追い付き

シャッターを切ろうとするが

いつの間に持ってきたんだ

左手に1台、右手に2台

ハンドストラップで

古いデジカメがぶら下がっていて

邪魔でシャッターが押せない。



ここで焦ったら

余計こんがらがるから

一つ一つ丁寧に、歩道で

絡み合ったストラップを外して。



それでもまだ

お目当のUFOは渋滞中だった。


ほっ。



アングルを決めて撮ろうとすると

なんと

シャッターボタンの、位置が違う。



あ、これは

ぼくのカメラじゃない。



あの歩道橋の

先客のサブカメラだ。



いけない!



困っているだろうし

ぼくにとっても

ぼくのカメラも大事なカメラだ。


なんつたって

貴重な

「宇宙人とのツーショット」

を撮ったメモリが入ってる。



せっかく追い付いたUFOを後に

再び時速40キロの駆け足で戻ると

まだ、先客はいた。



若い女性だった。



ぼくのカメラは彼女が手に持っていて

とても困っていたが

事情を説明すると

なんとか理解してくれたようで

ほっとした。



お互いに

自分のカメラとメモリを確かめ合い

無事に解決できた。



また新宿に戻りたい・・・

でもいくら40km/hで走れても

さすがにもう渋滞を抜けてて

いないだろうなぁ・・・



でも、あのUFOって

なんか光り方が違うんだよなぁ。



撮りたいなぁ・・・



ところで、これって

メチャクチャリアルなんだけど

もしかして、夢?




夢だった。



目が覚めた。



くぅ〜

もっと見たかった!


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