今日の、ヤツ! (ver.10月18日)
朝6時起き。
一路中央道で、八ヶ岳へ。
時折り土砂降り
時折り小雨
時折り濃霧
だったけど
八ヶ岳はなんつっても紅葉だった。
美しいー。
いや、見とれてる場合じゃないんだ。
夏に水道管の水通しをした時に
蛇口の漏水が一ヶ所あって
それを直したくて
来たのだ。
ほんのちょっとでも
ポタッ、ポタッと
垂れるがままてぇのは
なんだか気持ちが悪い。
シングルレバーが当たり前の今日日
幸い捻れば出るという
化石のような蛇口なので
DIYで部品交換して事無きを得た。
もう一つ、気になることがあった。
山小屋の真冬は零下18℃まで下がる。
「凍結防止帯」といって
水道管が破裂しないように
名前のごとく凍結させない装置が
それぞれの水道管に装備されている。
それが老朽化していないかが心配だった。
(築30ん年経っている)
工務店に点検してもらったところ
やはり一ヶ所壊れていて
そしてそれはなんと
壁の中の配管部分なので
壁を壊しての修理になるという。
さすがにぼくのDIY外の作業と判断し
あとはお願いすることにした。
そのあともう一つ、大事な事。
猪股裕一さんのお宅へ赴き
「出張修理人」をすること。
奥さまからメッセージをいただき
猪股邸の水道管の断熱材を
野鳥が突いて穴を空けてしまい
どうしたらいいでしょう
ということだったので
それならちょうどぼくも
水道の修理で行くので
時間を合わせて
ぼくでよければ直しましょう
ということになったのだ。
野鳥が、こういう穴を空ける。
断熱材でクサビを作り
押し込んで、埋めた。
あとは配管保護テープでぐるぐる巻きに。
ほぼ10ヶ所くらいあっただろうか
それでも夕方、無事修理は終わり
奥さまの料理
猪股さんがお好きだったというピエンロー鍋。
青森の亀吉なるお酒をご馳走になり
猪股さんの思い出話に花咲きまくり
そのまま一泊させていただいた。
翌早朝
野鳥に見とれていると
急に思い浮かぶことがあった。
それは
猪股さんがいつも
「今日のヤツ!」と言って
八ヶ岳の写真をアップされていた
その場所がどこなんだろう
ということだった。
奥さまにそれを伝えると
すごく分かりにくい場所で
もしよかったら、と
自らの運転で案内してくださった。
ついたその時間
とんでもない光景が現れた。
前日の荒天とはまったく違い
八ヶ岳も、甲斐駒ケ岳も、北岳も
オールクリア
しかも雲海に浮かぶ
富士山までも美しい姿を現してくれた。
八ヶ岳。
甲斐駒ケ岳。
北岳。
富士山。
さらに、彩雲も。
なんだか、天国のようだ。
写真を撮り終えて猪股邸へ戻ると
空は急に曇りだし
太陽も青空も、消えた。
奥様にご挨拶し帰路につく。
帰宅して撮った写真を整理してると
窓の外の光が、なんだかちがう。
黄金色なのだ。
これは、と思い
「ふくにわ」へ行くと
ちょうど日の入りが始まっていた。
久々に、最後まで日の入りが見えた。
富士山も、また見えた。
そして最後は
見事な夕焼けだった。
なんだか、すごい一日。
ほんとに、超夢を見ているみたいだ。
猪股さん、お元気ですか?
2020-10-19 05:19
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