SSブログ

しょぐん、夏。 [超夢]


このところ

超夢に翻弄されっぱなしで。



米国の偉い人たちとも

中国の偉い人とも

超夢で出会っている。



そんな中

ついに、ていうか。


日本のすぐそばの大陸の半島の

北側の [しょぐんさま] が

我が家へホームステイにやってきた。



いくら超夢とはいえ

まさかまさか、だ。



世界中の偉い人には

何人も影武者がいるらしいが

我が家へ来られたのは

数年前までにニュースで見る

一番見慣れた、本物っぽい

あの人だった。



ただし、10歳以上は若い。



だから、たぶん、まだ

最高権力者以前で

世界中を旅し

情勢を自分で見聞きし

身体で覚えているのかもしれない。



ぼくらリス家族は

手料理を作ってはお出しするのだが

お腹が空いていないからといって

まず、食べない。



お付きもいない。



単独でのホームステイだから

毒味係もいないわけで

ま、それはそうかもしれない。



ところがお貸しした一室を清掃すると
(これは許可済みで、OK)

食べ終えたコンビニ弁当(?)の容器が

レジ袋の中に入っていたりするので

外出した時に部下が特別に料理したものを

どこかで手渡されているのかもしれない。



だって

一度でいいから食べてみたい

そのくらい、香りが素晴らしい。



絶対にコンビニ弁当のそれじゃない。



ところがある日

部屋から大きな声が聞こえて

何事かとノックをし

入室OKの声を聞き、入ると


「あいや~(中国語?)
 これはぼくが食べられないものだ
 なんでこんなメニューなんだ
 ぼくは、いったいどうしたらいいんだ」


と泣きそうな状態だった。



では我が家のご飯は、いかがですか?

と尋ねてみるも、それはいらないという。



すぐに意を決したようで

外出して戻ってきて

また部屋に入ってしまった。



小さな泣き声と思われる声がしたが

なにもできないことは分かっていたので

そのままその日は終わった。



翌日、部屋の清掃をすると

大量のキウイの皮がレジ袋に入っていた。



なるほど、キウイがお好きなのと
(夢です、本当はどうなのでしょう?)

ま、果物なら安全ということか。



そんなこんな、な

日々が続く。



ある日、また

ふらりと外出をされるのだが

その日はいつもと違って

長時間戻ってこない。



こんなことは、初めてだ。



なにかあったのかと

近所を捜索する。



しばらくして

近くの公園で彼の姿を発見。



その公園はかなり広大な敷地で

森林公園と言ってよいくらいで

中には人工の滝があり

そこからやはり人工の川へと続き

中洲まであり

そこは子どもたちの水遊び場となる。



その中洲の岩の上に

肩をうなだれ、遠い目をした

[しょぐん さま] が

膝を抱えて座っていた。



ぼくは靴を履いたまま川へ入り

中洲へたどり着いてみると

どうも髪の毛がおかしい。



よく見ると

透けるくらいの汗をかいたワイシャツの

外はもちろん内側にも

彼の髪の毛がこびりついていた。



聞くと

ふらりと入った理髪店で

整髪を頼んだら

思った髪型と違うので出てきた、という。



よほどひどい理髪店だったのだろう。



たしかに素人目に見ても

虎刈りありの、の

「はげ」っぽく刈り取られたり、の

なんと慰めたらよいのか

言葉に詰まった。


「大変でしたね、心中お察しします。
 まずは家へ戻り、シャワーをお浴びなさい
 シャツはすぐに洗濯をしますから」



そのとたん

岩からヒラリと降り

川へ飛び込んで

徹底的に髪の毛を落とす

[ しょぐんさま ] が、いた。



目が覚めた。


nice!(0) 

nice! 0