辿り着いた? [ウッド・ロケットストーヴ]
連日ウッド・ストーヴを試作し続け
ついでにおいしいもの食べてる
日用作家です。
また、作りました。
今までのでも
かなり簡単に作れたんだけど
「前面に穴を切り欠く」
この作業だけが
ちょっと難関だと思っていた。
ジグソーがあれば
あっという間なんだけど
道具を持っていない人には
ちょっと辛い作業かも。
いろいろ調べてみたら
ロケットストーヴというのは
L字型に曲がっている必要は
どうやら、ない、らしい。
排気管がしっかり断熱され
内部が高温に保たれ
上昇気流が生まれれば
どうやら、それで、いいらしい。
それなら2×4材で作った本体は
燃焼中でも手で持てるくらい
断熱効果は抜群だ。
底板を付けなければ
すでにそこには穴が空いてて
煙突とも見なせる。
そのまま地べたに置いたら
空気の流入はないけど
脚を噛ませれば
そこから空気は入ってくる。
最初の着火剤、それと
火力を強めたい時に
焼べる端材・小枝が
床に落ちなければいい。
それなら
底の穴部分に網を張ればいい。
そして脚をつけて本体を浮かそう。
前面に、穴なし。
底板、なし。
脚は木ネジ、焼き網を張った。
網は、百均で2枚100円で買ったのを
一枚使用、50円。
部品は一つ増えたけど
これも再利用できるから
ま、よしとしよう。
今までの試作は「L字型」だったから
ちゃんと機能してくれるのだろうか
ちょっと、どきどき。
着火剤。
着火。
すぐに燃え出す。
三女子リスの焼きたての
ふっかふか、もっちもちの
ロデヴを、炙る。
ふっかふか・もっちもち+カリッの
抜群の食感そして、香ばしさ。
火力が安定した。
鶏モモ肉を、焼いてみる。
いい感じ。
空中菜園の、ナス。
おくさま半額牛肉ステーキですの。
火力のコントロールがしやすいから
安心して料理に集中できる。
豆腐の味噌汁付き、ステーキプレート。
完璧に、焼けた。
まだまだ、お湯もガンガン沸く。
子リスが緑茶を淹れてくれた。
(写真なし)
終盤。
とうとう
金網が見えてきた。
後ろ側の網は落っこちた。
最後の炎。
そろそろ、おしまいにしよう。
スマホのバッテリーが切れて
ストップウォッチが見られなくなったけど
デジカメのタイムスタンプだと
着火は21:11
この最後の画像は22:22
1時間11分燃え続けた。
心配は、杞憂だった。
今までとほぼまったく
同じ性能を味わわせてくれた。
なにしろ、自在に
ステーキが焼けるのだ。
数品料理して
数回お湯を沸かせるくらいの
ポテンシャルがあることが確認できた。
それでも足りなければ
もう一つつくって
横に置けばいい。
端材で、0円で、これだけ楽しめる。
もう、これは
ウッド・ストーヴではなく
燃料そのもの、ていう感じさえする。
時間のある時に
2×4材を切って
ネジ止めをして
網をくっつけて。
いくつか作って
裏庭の雨のかからないところかなんかに
スタックしておけば
自然乾燥され
いざという時に強い味方になる。
なんか、ちょっと
「辿り着いた」感覚が、ある。
なにしろ、燃焼に対する
懐の広さが、ある。
本体そのものの燃焼だけだと
中〜弱火くらいを保ち
わずかに端材を焼べれば
すぐに強燃焼するような
柔軟性が、ある。
安心して、調理ができる。
導かれて、ここまで来た
そんな、かんじかな。
2022-07-31 13:05
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