懐の、深さ。 [ウッド・ロケットストーヴ]
ぼくの、この
一連のストーヴ作りは
自分の楽しみだけでなく
いつライフラインが止まっても
少しでも心配のない生活が
だれでもが、送れるよう
考えながら作ってる。
今、掛かりっきりな
ウッド・ロケット・ストーヴは
自分の感覚的には
基本性能が大変しっかりしていて
安心感のあるものなんだけど
一つだけ気になるといえば
最後はどうしても崩れる
ということだった。
最後まで形を保ったまま
鎮火してくれるのが
一番いいのかな。
そんなことを考えながら
また、性懲りもなく
トライした。
小黒森庵を作ってる時に
気になっていくつか購入した
SIMPSONという金具の一つに
「タイプレート」というものがあった。
SIMPSONという金具は
2×4に特化した製品を作る会社なので
今回ぼくが作っているストーヴに
ドンピシャなのだった。
これを使って
なんとかならないものか。
案ずるより、産むが易し。
GO!
こんなかんじ。
強燃焼に持っていくために
放り込む
燃料(木っ端)。
指一本分くらいの
ちょっとしたものだけど
これを放り込むだけで
数秒で「強火」に変化する。
このウッド・ストーヴ
何回かテストをしてきて
基本性能的に問題ないと思い
最初から大胆にも
米を5合炊く。
8分で、沸騰。
このあと燃料をできるだけ入れないで
弱火を保ち、15分。
火からおろして、蒸らしに入る。
次に三女子リスが
トウモロコシを、焼く。
続いてまたぼくに戻って
キノコのバター炒め。
なんて、いい香りなんだ。
完成。
ご飯、完璧。
長女子リスに
バトンタッチして
ソーセージと
焼きそば。
なんて楽しくて、おいしいんだ。
満腹になりながら
今回のストーヴの
最期を見届けよう。
1時間31分48秒
まだ、原型を保っている。
1時間35分39秒
崩れてきたが
水平・垂直は保っている。
その後も、形を保つ。
1時間45分39秒
足が一本外れ傾いたけど
形が崩れることはなかった。
安全性を考えれば
これは、アリなのかな。
それとも
「焚き火」の延長と考えれば
崩れても問題なし、と捉えるのか。
それは宿題として。
今日も十二分に
ポテンシャルを発揮してくれた。
子リスたちは
今日が初めての
ウッドストーヴ料理だったけど
まったく問題なく料理をしていた。
ご飯は
ガスで炊くのより
間違いなく、おいしかった。
誰でも、簡単に、安心して、扱える?
それくらい
このストーヴの
懐は深いと感じています。
2022-08-01 02:03
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